Roll Play My Life

= ryuji_026

最近みたやつ(ドラえもん、ピンポン、バルテュス展)

ドラえもん

97年公開の「ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!」と81年公開の「ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ」をみた。

ドラパンのやつ、ドラパンは伝説の怪盗で、悪いやつからお金を盗んで良いやつに配ったりする。ドラパンは実は良いやつで、世界の理不尽などを正す正義の存在と友情と信頼が描かれている。世界の闇に絶望したりする年頃(遅く来た思春期)のわたしにとって、みていて非常に小気味よい。「非常」に「小」気味よいという表現に危うさを感じる。

桃太郎のなんなのさは、いわゆる藤子不二雄のプチSFというかんじ。藤子不二雄といえば同じSFでもS(すこし)F(フシギな)という言葉があるけれど、そのエッセンスを汲んだ物語。もとは漫画のうちの1話らしい。いわゆるタイムトラベルもので、あるトリガーで過去に行くが、そのトリガーは過去に行った現在の自分が引いたもの、という定番の物語。定番だけれどシンプルにおもしろく抑えてある。劇場版(中編というかんじの長さ)で夏に公開されたものらしく、映像から夏らしさなどが感じられて気持ち良い。

どっちも幼少期にVHSで頻繁にみたもので、久しぶりにみたくて、という感じでみた。懐かしさも相まってどっちもおもしろかった。

ピンポン

ピンポン THE ANIMATIONについては戦型と戦う。ピンポン、対戦ゲームなどについて - Roll Play My Lifeピンポン展と研究室のOB会の日記 - Roll Play My Lifeでも書いたけど、そのアニメが最終回を迎えた。

原作、映画、アニメに序列を付けることに意味はないけれど、好きな順に並べろと言われたら「原作、少し遅れてアニメ、次点で映画」という感じ。どれもそれぞれおもしろい。

アニメについてだけど、原作では描かれなかった部分について触れられていたりして挑戦的でよかった。わたしの好きな孔 文革について、非常に魅力的に表現されていたことは満足しているけれど、孔 文革が再び選手として返り咲くことについては複雑な気持ちがあった。

ピンポンはヒーロー譚であって、ヒーローによる救いが描かれる作品なので、みているとまるで自分が救われるような気持ちになれる。この記事のはじめに書いたドラパンの映画もそうだけれど、人々に勇気を与えたり元気を与えられる娯楽というのはこういうものを指すんだろうと感じる。いわゆる押し付けるような勇気や元気とは違う、まさに作品を通してさりげなく受け手を幸せにできるものづくり。それがドラえもんにもピンポンにもある。

ピンポンを知らない人は、短くまとまっていて手軽に読めるが読み応えたっぷりの原作漫画を読むか、Blu-ray/DVD BOXを買ってアニメをみるか、うちに来て録画されているアニメをみるべきだと思う。

バルテュス

上野の東京都美術館で特別展示されていたバルテュス展をみに行った。もともと「◯◯展」のようなものは好きなので、たまにみに行くけれど、その「たまに」が訪れたという感じ。

絵画などにはまったく詳しくないけれど、バルテュスの美学?美しいと思う感性に共感がある気がしてみに行ったけれど、共感できたかについては五分五分というところだった。それでも1つ、息を呑むような絵を見つけられたのはラッキーだったと思う。絵をみたり再現アトリエをみたりすると、まさに描いているバルテュスの息遣いが感じられるような気がして、「ゲイジュツのわかるジブン」という気持ちになれて気分が良かった。今になって思うと、いかにもサブカル糞野郎という感じで少し恥ずかしい。

バルテュスの人生では最終的に日本人の女性と結婚したけれど、そのキッカケの日本の影響で、和服を着ているヨーロッパじいさんという雰囲気の写真も展示されていて、その写真が一番印象的だった。いわゆるガイジンがコスプレで着ているという感じではなくて、ヨーロッパ人なのに和服を着こなしているという感じでカッコ良かった。

芸術系大学生みたいな人とか、もうちょっとオトナな人たちが多いと思っていたけれど、制服の女子高生を数人見かけたのが意外だった。

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