ディズニーの楽しみ方 好きなディズニー作品「トイ・ストーリー3」篇
ピクサーを含む一番好きなディズニー作品はなに?
一番をはっきり答えきるのは正直無理だと思う。好きなゲーム第一位も答えられない。好きな動物第一位は犬。
最も好きな作品のうち1つ、いわゆる one of 的な言い方ならできると思う。「トイ・ストーリー3」篇。
[HD] トイストーリー3 Toy Story 3 ( 日本語字幕 Japanese Subs ) - YouTube
ディズニー作品などの、アニメ映画とかそういうものはくだらないのかもしれない。子供向けで幻想的で、現実にはありえない世界や出来事の物語だし、そんなものをみるなら宮本武蔵の書いた五輪書でも読んで、人生観を育てたほうがいいかもしれない。五輪書は、最近これを読んでる。
- 作者: 鎌田茂雄,宮本武蔵
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/05/06
- メディア: 文庫
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ところでディズニー作品など、アニメ、ゲームなど。これらは、わたしの定義、それも任天堂の最近言ってる言葉を借りれば「人々のQOLを上げる」ものとわたしは捉えているつもりで、便利グッズみたいな感じ。マッサージチェアみたいな感じ。
「トイ・ストーリー」は、子どものオモチャの物語で、2では「さんざん遊ばれて最後は飽きて捨てられるんだ」「いや、それでも持ち主の子どもの元で生きる」というやりとりがある。なるほど、確かにオモチャは「さんざん遊ばれて最後は飽きて捨てられる」という感じでちょっとかわいそうかな?という気もする。これは作品からの疑問の投げかけという感じ。答えはでてない。
2のときは「それでも僕は!」という、ガンダムの主人公のような、正解はないけど自分の信じる道を進む!といった哲学を、主人公のウッディは貫いた。その問題には答えは ない/なかった はずなんだけれど、3で作り手側(ディズニー/ピクサー)からの1つのアンサーが出されていて、それがオモチャが次の世代に受け継がれるということ。
実際にモノとしてのオモチャじゃなかったとしても、オモチャで遊ぶための感覚などが受け継がれるという意味。
2での疑問に自ら1つの解答例を示しているところが最高。
もうひとつ最高なところがあって、3の最後のシーンでアンディが、オモチャをプレゼントする次世代の子どもに「ウッディはとても勇敢でみんなのヒーローなんだ」みたいな感じのことをいうところがある。
ウッディは作品の主人公で、すごくてヒーローだけど、これはいわゆる主人公補正みたいなそういう感じ。ウッディが作品を通して、勇敢でみんなのヒーローとして描かれているけれど、ウッディがそのように活躍できる理由は、アンディがそう信じてるから、とわたしは感じられた。
つまりどういうことかというと、持ち主であるアンディが「ウッディはとても勇敢でみんなのヒーロー」だと信じているから、ウッディは「とても勇敢でみんなのヒーロー」でいられる、ということ。
トイ・ストーリーに出てくるオモチャは、主にアンディのごっこ遊びに使われている。ごっこ遊びでは、オモチャたちはそれぞれ役割を割り振られるわけだから、オモチャたちはまさにロールプレイするという感じ。オモチャは実際にはただのモノで、子どもたちが役割を与えてキャラクターを与えるから個性が生まれて自我が生まれて、トイ・ストーリーみたいな物語が成立する。1で新品のバズがみな、全く同じスペースレンジャーとしての役割しか与えられていなくて、個体間で差異はないけれど、子どもたちのごっこ遊びやキャラクター付けで、いわゆる「魂を吹き込まれる」という感じになるんだ、と思ったということ。
これは完全にわたしの拡大解釈で、いわゆる「作品考察」みたいなものとは違うけど、映画とかこうやって感情移入してみるのおもしろくて、同じお金や時間を使ってみるなら、おもしろい方が得というライフハック。
次回予告:ディズニーの楽しみ方 好きなディズニー作品「リロ・アンド・スティッチ」篇