日記
かつてあの、テレビのディレクターのあのおっさんが露天風呂で言っていた話を思い出す。
ドラマや映画と違い、バラエティ番組というのは、人気がある限り続き、そして少しずつ人気が落ち、視聴率が落ち、予算が減り、テコ入れにテコ入れを重ね、そして最後はボロボロになって番組が終了するのが常だと言っていた。
華々しいクランクアップなどはなく、葬式のような最後の飲み会で、また同じ仲間で番組をつくりたいと言いながらの解散…。
売り切りでない継続運営のゲームというのは、運営するかぎりコストが発生し、そのコストと利益のバランスが壊れたそのとき、サービス終了というあまりに悲しい最後を迎える。
サービス終了が決まるようなゲームでもほとんどは、遊んでいる人は0人ではなく、ランキングにはユーザーのスコアが、インターネットにはサービス終了を嘆く声がある。